
苺はランナーが伸びた先の土の上に根を張って定着し、次の株を生み出します。元株は、生み出した新たな株が成長したところで役目を終えます。
そして苺は、体の塩分を出してくれるという効果があるのですが、これは本当に効果を実感します。

イチゴ苗の出回る陽気な春の今、その可愛い花に惹かれる人も多いはずです。苺は、花が咲いたあとに実ができます。薔薇の花に似ていますね。ローズヒップも花の後に出来る実です。
家庭で苺を沢山収穫できたら嬉しいものです。そのためにはある程度の株量や植える場所も必要ですが、この確保ができると苺栽培で実をつけてもらうことはそんなに難しいわけでもないように感じます。
今回は、初心者が2年目の株を育てるその過程(青い記述がaonaの過程)と、栽培上の基本説明を加えながらの投稿、そして最後に苺農家さんから教えていただいたことをお伝えする流れになります。
植え付け
円形の9号プランターに一株だけ植え付けました。苺の知識もとぼしく、何の気なしに植え付けてみました。
プランターか地植え、どちらで育てる?
プランターの場合
・栽培養土も購入することで土壌環境は調います。実ができると垂れ下がるので、土の上に敷き藁などを施したり、実が外側に垂れ下がるような形のプランターを選ぶと良いかもしれません。
地植えの場合
・土は弱酸性がいいみたいですが、畑の土というわけではなくても、バラなどが健康的に育っているような土壌ならとりあえず育つでしょう。
植えるときのポイント
一つの株元からいくつか茎が伸びていますが、その株元の托葉のようなギザギザした部分が土に埋もれないように植え付けます。浅く植え付けるということです。
そうすることで、株がよく立つような感じにもなるようです。
後述しますが、翌年へ向けて新たな株を準備するための紐(ランナー)が株元から出てきます。そのため、株元を深く土に埋めてしまうとランナーが出にくくなりますので注意したいところです。
育つ環境
日当たり・水分・風通し・月一回くらいの肥料
苗を購入した年の晩秋、畑庭に移植しました。栽培は地植えで、肥料はあまり与えていませんが花はたくさんついています。
苺は、木陰などでも育つようです。また、夏場の強い日差しは苦手だとありますので、夏は直射を避ける対策をすべきかもしれません。
良い実をつけるために必要なこと
株の充実のために摘果と摘花をします。
形状の良くない実を摘み取ったりすることで、その分のエネルギーを他の部分に分散させます。
今のところあまり手を加えておりませんので、たくさんの子株ができてしまいました。美味しい大きな実が欲しい場合はこの時の手入れや、このあと伸びてくるランナーの管理が必要なようです。
翌年の株をつくる
翌年も育てたい場合はランナーを管理します ポイントは、収穫期を終えたところで、次の株を作るためのランナーを伸ばしてあげるということです。
ランナーについて
ランナーは親株から子株へ養分を送る役目があります。
一つの株から出るランナーすべてを伸ばして育てたなら、
のちのち栄養の分散がおこり実が充実しない可能性があります。
充実した株をつくるなら、決めたランナーだけを残して、
あとは切り取る。
ランナーを切る時期
①収穫期の最中に伸びてくる時と、②作った子株が十分に育った後に親株と切り離す時。
春の収穫期を迎えています。今回は無謀に伸びたランナーからたくさんの子株が生まれ定着しています。美味しい苺の収穫には程遠いかもしれません。この収穫期を終えてからの管理が楽しみです。

万葉の地を訪ねて。
奈良県は明日香村、古い歴史のあるところです。万葉資料館では、万葉に因む歴史書などの書物を図書館内で閲覧できます。のどかな、秩序ある、奥ゆかしい雰囲気の地での植物とのふれあいがありました。

小~中振りの甘い明日香ルビーがブランドで、苺狩りハウスが所々にあり、苺センターで予約をすると場所を指定してくれます。迷わず訪問できます。

立ち寄ったカフェに養生食がありました。そして、数多くのハーブ(和ハーブ含む)が並んでいて圧倒されました。滋養のフルーツティーは本当に美味しかったです。
ー苺農家さんに教わったことー
ハウス栽培の苺が一番美味しい時期は1月から2月だそうです!いちご狩りは1月から5月までだそうです。そして春以降、次の株をランナーで育てる時期に入るそうです。土の管理から栄養、家庭菜園ではできないプロの味になるのです。
また、あまーい苺の見分け方を教わったのですが、やはり現場でしか味わえない一瞬の時期の甘さは格別でした。甘い苺の選び方は、現地へ訪れることがあれば農家さんに聞いてくださいね❣
とあるホテルから見える夕日、それだけで満足のように感じます。建物やインテリアの木材に注目です。普段スーパーではお目にかからない植物の新芽やお花があしらわれているプレートにも出会えました。
