小さな畑に収まる温室は作れます


とても小さいaonaの畑庭に・・・

ビニールハウスを組み立てるという投稿になります。

薔薇用のアーチ(トレリス)を活用

いわゆる農業専用のハウス、というわけではないのです。
小さい規模の土地に収まり、それなりに身動きがとれて、しかも立っても頭上に余裕があるという、とっておきの優れた手作りハウスをご紹介です!

∽ 完成画像 特徴 たてた理由 組み立ての流れ 手順 資材 詳細問合せ ∽

作る大きさにもよるのですが、小さく作って費用は最低でも2万円弱くらいはみておくべきですが、育苗や、霜にあてたくない、野ざらしにしたくない植物がある・・・などなど、活躍してくれるはずですので、ご興味のある方はどうぞ読み進んでみてくださいね。

これくらいの畑にこんな規模のハウス

さっそく、まずはaona-3tの畑の大きさをお伝えします。

土壌改良しました箇所の面積でずばり、横約2メートルの縦20メートルくらいで、縦長の畑となっています。

この地を使わせてもらえて本当に嬉しかったです。
立地は他の農地よりもほんの少しだけ小高い位置にあり、なによりも周りに陽を遮るものがなく、そこにいると明るくてとても気分が良くなります。

なぜ気分が良くなるのか、理由のひとつに愛着があるのだと思います。


愛着って、本来もつべき感情なのかどうなのかはわからないのですけど、


なにせ一番初めに土の改良を死に物狂いで行ったことがその原因だと思っています。

決死の土壌作りについては、そのうち別途に詳しく投稿させていただきますね。


完成画像

ハウスの大きさは現在 幅120㎝長さ600㎝ です。

ビニールハウスの5つの特徴

・長さを自分で決めることができる

・素人の簡単ハウスにしては、ビジュアルがさほど悪くなりようがない

・どんなに短い距離でも、高さは一定、背の高さほどを確保できる

・夏仕様にも対応できる

・もしも女性がひとりで作るとなると、とても力が必要で難しいかもしれません。できれば助っ人がいると頼もしいと思います。

ビニールハウスが欲しかった経緯と経過

aona-3tでは、エディブルフラワーの栽培やバラの木を大きくしたいという思いがありました。日本の気候にあまりそぐわないような植物の栽培も考えたりもしていましたので雨除けとか…。

ハウスはある程度の高さも欲しく、はじめはすべての植物の栽培をハウスの中で行いたかったのです。

規格の農業用ハウスを調べ、これならどうかな⁈というような大きさの組み立てハウスを、購入寸前まで考えていました。

ですが、やはり幅が合うものがないなどの障害がありました(それに条件をこだわると、とっっっても高額なんです)、諦めかけていました。

そんな時、ぶらぶらとホームセンターの園芸コーナーをまわっていました時に思いついたトレリスのビニールハウスを、作ろう!と決め、実は2022の春に一気に完成させていました。

もちろん最初に、完成の構図を営農指導者に相談し、ビニールが飛ばないような仕組みすぐに倒れない骨組み方法を取り入れてもらっていますのでなかなかの仕上がりになっております。

ところが、秋の台風予報の都合で、万が一飛ばされて他に迷惑をかけてはならぬということから、ビニールを取り外した状態で、骨組みだけの状態で3ヶ月を過ごさせてしまいました。

再度ビニールを張りなおすこの際に、小さい土地の家庭菜園にハウスを作りたい方やDIYが好きな方むけに参考として投稿させていただこうと思います。

組み立ての流れ

資材を準備する → 地面を水平にする → 決めた長さの位置に骨組みを埋めるをあけていく → 定位置に骨組みをたてていく → ビニールをかぶせて固定させる → ビニールが飛ばないようにひと工夫しておく

*土台や基礎としてのブロックなどは使用しません。

*外部からの侵入を防ぐため、ビニールを地面より長めに残しておいて、土嚢やプランターなどを外側に配置してビニールを地面に密着させる形になります。ビニールの端の上から土をかぶせて地中に埋めておくと尚良いとは思います。

画像は、ハウス後部の様子です。

*扉というものはないので、出入りの度にビニールを上げ下げするという手間が発生します。出入口の工夫は他にも方法ありそうですね。

画像は入り口側です

この説明だけではピンと来ない場合もありますが、ポイントを押さえつつ簡単にご紹介させていただきます。挑戦される方は、自己流にもっと工夫され、良い出来になることと思います。

資材

薔薇などのツル性植物を這わせるアーチ (こちらでは、ホームセンターで購入したもの、軽くてお値段もお手頃なプラスティック製組み立て式トレリスで幅120㎝奥行40㎝の白色を5つ使用しております)お値段は確か一つ4000円~くらいでした黒色もありました。

トレリスがあらかじめ2本立てになっているので、しっかりと立ってくれて良いと思います。

鉄パイプ (ホームセンターや大きめ規模の園芸店で扱いがあるかと思います)又は、塩ビパイプ(いわゆる水道の管です)は軽くていいですね。aonaは竹や木材を使用したかったのですが、強度の具合でお勧めはできないと指導者にいわれていました。

取付箇所は、てっぺんに1本と両側に2段ずつです(中央と下方)。長さは付け足したりしながら、又、長いパイプもあります。

わかりにくいかもしれませんが、こんな感じの接続器具が販売されています。こちらは鉄パイプ用です

こういった専用のつなぎを使用すれば丈夫になることは確かです。でも、扱いが初めてだとしたら、よくわからないですよね。aonaは売り場の店員さんに何でも聞いてしまいます。

こちらの道具は、ネットやビニールを骨組みに密着させて取りつける役目です。

※鉄パイプは扱いが大変ですが、骨組みがしっかりします。その他の素材を使用される場合は、しっかりと固定できるようなら紐などで代用もありかもしれません。

虫よけネット(農業用大判)・ビニールハウス用のビニール(農業用大判)・・・これらも、ホームセンターで通常手に入ります。サイズがあるので、作りたい規模に合うサイズを選びます。大判です。数メートル単位から販売されていると思います。虫よけネット画像のような感じで中間に使用しますので、幅は1.5~2メートルくらいでしょうか)も大判です。

下30㎝くらいの位置には、ネットではなくビニールを切ってとりつけています

横に這わせている2本の鉄パイプの間が
虫よけネットの部分になり、空気の入れ替えや夏に、
外側からビニールをめくって使用できるということになります。

ビニールの飛来防止策としての重しを数個(土嚢袋や重たいプランターなど)、ゴム製バンドや縄状のも数十メートル

組み立て手順

1. レイキなどで地面を水平にします

2.ハウスの全長の要になるトレリス間の長さ(ここでは100㎝くらい)を決め、幅などを正確に地面に計り、トレリスを差しこむための穴を30~40センチくらい掘っておく。(※トレリスの棒が入る穴になります)穴のあけ方は、穴掘り専用の鉄の棒があるみたいです。

ぐらつきや強風対策のためにも、深く差し込んで固定できるように下準備しておくことが必要です。

3.トレリスを設置する

4.ハウスの両側面に2本ずつパイプを横に這わせて設置する下側は地面から30㎝ほどの位置、上は下側のパイプからさらに1メートルくらい上に設置)

5.てっぺん中央にパイプを1本張る(高所で大変ですので、怪我のないように気を付けて設置します)

6.4.の2本のパイプの間に幅1.5メートルくらいの虫よけネットを張っていきます

7.ビニールをかけて固定していきます。

キャップで固定(固定キャップはサイズがあります)

8.後部はぴったりとさせるために、角を三角に折り込んで留めておきます。

9.入口のビニールは出入りのために余らせておき、出しなに重しをして外部からの侵入を防ぎます。

10.ビニールや骨組みが飛んでいかないように、両側から紐を張り巡らせて重しにつなげて固定します。

いかがでしょうか?なんだか結構な重労働みたいな感じもします。

自作のビニールハウスはたてている方も多いかもしれませんが、特に女性ですと一人でたてるには困難かもしれないですが、別の方法もあるかもしれません。

周囲の環境や怪我などへの配慮は必要と思いますが、個人の思い付きのようなものでも、満足して利用できれば宝だと思います。

ご訪問いただき、ありがとうございました。
では、さようなら。あをな