小さなビーツを収穫しました


こんにちは。

秋に蒔いていたビーツ、やっと収穫しました!

地中では直径8センチくらいに成長した根を想像して、ワクワクしながら掘り起こしました。

概要 収穫後 調理 ビーツのあれこれ 栽培補足

 

あら?

とっても小振りな根っこがお顔を出してくれました。

種の説明では確かに5センチくらいで収穫するとありましたが、以前に道の駅で見つけたビーツは、大きいカブの大きさほどがあったのを覚えていたので、8センチまではいかずとも、5センチくらいのものがゴロゴロできてくれていることを期待していました。

・・・初めてのビーツ収穫は、

小さいものでハツカダイコンほどのサイズとなりました。

ビーツはプランターでも育てやすいというくらいに、あまり大きくならないものらしいのですが、ラディッシュと同サイズってなんだか小さすぎません??

やはり、まだまだ土壌のバランスが良くないのでしょうか。

ですが、なにせ初めての生育ですので嬉しい!

数が少ないし小振りなので、さっそくお家で茹でてみて報告させていただくことにします。

ビーツの収穫後

保存は他の大根などと同じで、葉を付けたままにすると葉が根の養分を吸ってしまうので、根と葉を分けます。

根は1週間くらい保存可能みたいです。

葉はなるべく早いほうがよさそうですが、aonaは2~3日といった保存感覚でいます。でも冷蔵庫ならわりと長く保管できそうです。

ビーツの調理


今回は茹でる方法にします。ピクルスのようにしてみたいですが、少ない量ですし、まず今回は味付けなしの素材そのままを食べてみるつもりです。

きれいに洗って皮をむかずに茹でます。
(皮を付けたままにすることで、中の成分が流れ出にくくします)

少量の酸を加えます。
(レモン汁やお酢を加えて、発色をより鮮やかにします)

竹串がすっと通るまで茹でます。

皮をむきます。

きれに洗ったら、20~30秒ほど湯がきます。

冷水にさらして水をきります

~お食事ご報告~

は、どんな味付けが自分好みかを知るために、調理といったことはしませんでした。

口に入れたすぐは、どこかで食べたことのある味、栗のような味がしました。でも、けっこう土臭さが残っていました。ほうれん草の味といえるかもしれません。

お砂糖と合うと思うので、それこそパンやお菓子に使うといいのかなというのと、お肉と相性が良さそうという感想なので、人参のような感覚で、残りはカレーにしてみることにします。

あと、挑戦してみたいのは、ビーツチップスです。今年も春か秋蒔きで育てたいと思っています。

は、お醤油と鰹節をかけていただきました。
とっても美味しくいただきました。
未開拓の食材に抵抗のある人にも、自家栽培でお浸しとなると口に運んでくれ、笑顔になることでしょう。
(ビーツはほうれん草と同じヒユ科の植物ですので、和風の味付けも全然大丈夫です)

ビーツのあれこれ

ビーツという根菜はスーパーであまり見かけませんが、どうですか?
レシピ検索をすると、皆さん色々と作っておられるのですね。

日本では、江戸時代にはすでに栽培されていたそうで、当時は大根の種類として扱われていたような感じだそうです。(大和本草)

個人的に感じるのは、あまり出回っていない印象があるのですが理由は何でしょう。

例えばボルシチとかピクルスといった調理が有名で、外国の料理というイメージが強いからなのでしょうか。

ショ糖が多く含まれているようで、イチゴと同じくらいの糖度があるようです。

ビーツは何種類かあるのですが、aonaが常用しているお砂糖の代用のテンサイ糖もビーツです。

オリゴ糖が含まれているので、お腹の調子も整えてくれるかもしれません。

オリゴ糖は人によって相性もあるみたいですよ。オリゴ糖についても、調べると本当に面白いです。

さてビーツの栄養は、食べる輸血といわれていてスーパーフードというイメージがあります。

代表的にはカリウム、食物繊維、オリゴ糖、葉酸、亜鉛等です。

カリウムが多いということは血圧を下げる効果がありそうです。

亜鉛を含むということで、積極的に選びたい食材でもあります。

ビーツは黄色や白もあるのですが、赤い色が代表的です。この赤は有名なアントシアニンかと思いきや、ベタシアニンという成分だそうです。ベタシアニンはベタレイン色素の中の一つで、これらの成分を持っている植物は、抗真菌効果があるのでは?という研究があるみたいです。

何に反応しているのかどんな状況に力を発揮しているのか、ベタレイン色素を有する植物はその成分に助けられて生き延びるのかもしれませんね。

このベタレインは水溶性らしいので、確かにスープという料理法は理にかなっているように思いました。

また、ベタレインは糖と有色部分から構成されているようで、蛍光を発するという特徴があるようです。光によってその威力がでるようなので、陽のよくあたるところに植わっていることが望ましいという生育過程を求められる理由もわかります。

そして、この健康効果の知られた成分たちを持つビーツが本当に凄い!

ということが、国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学さんの研究記事を読んでもわかります。(日々研究しておられることへも本当に頭がさがる思いです)こんな記事をみつけました

栽培補足:乾燥に弱いそうなので、陽がよく当たる場所に栽培し乾燥させすぎないのがポイントでしょうか。こちらの栽培で、大きくならなかった原因のひとつとして、おそらく播種が遅かったかもしれない点がありました。秋蒔きで9月中旬以降に蒔いたのですが、8月中旬ごろの方が良かったみたいでした。夏から秋の気温の変化が大きいときが成長するチャンスみたいでした。

人が自然から恩恵を受けることは沢山ありますが、では、人はどんな貢献ができるのでしょう。

寒波襲来、皆様も体調にお気をつけてお過ごしください。

ご訪問いただき、ありがとうございました。
では、さようなら。あをな